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協会からのお知らせ

とにかく明るい性教育

【パンツの教室】協会代表理事

のじま なみです。

 

楽しかったお正月休みも

いよいよ終わりですね。

 

 

お子さんと長い間一緒にいて、

楽しかったり、疲れたり(笑)

○○○さんは

どんなお休みでしたか?

 

 

我が家は、

家族の時間は有限ではない。

 

そんなことを肌身で感じた

お正月でした。

 

 

実は、夫の母は

若年性の認知症をわずらており、

 

 

60歳のころから、

少しづつ、本当に少しずつ

10年かけて記憶が

徐々にあいまいになっていっていました。

 

 

やさしくて、

【怒】という感情を

どこかに忘れてきたような

穏やかな義母。

 

 

お洒落で可愛くて、

いつもニコニコしていた

可愛い義母。

 

 

私の中の義母は

お姑さんランキングがあったなら、

絶対に1番になれるくらい

素敵な人でした。

 

 

 

そんな義母が楽しみにしていたのが

帰省時の孫たちとの再会。

 

 

よ~来たね~。

ほら、これも食べんね。

あれも食べんね。

何しても上手だね~♡

 

 

孫たちの名前を呼んでは

いつも全身で愛しいオーラを出してくれていた義母が、

 

 

今回の帰省では

私の名前も、

孫たちの名前も、

 

 

そして、

大好きだった夫の名前も

忘れてしまっていたんです。

 

 

夫は、少し寂しそうに

『仕方がないね・・・』

そう呟いていましたが、

 

 

やさしかった義母が

眉間にしわを寄せて、

機嫌悪そうにドアをバンっ!

と閉めたり、

 

 

イライラする!

 

 

と、怒りに任せて

気持ちをぶつける様子に

少なからず、夫も介護をする義父も

驚きを隠せなくて。

 

 

看護師をしていたので、

認知症の方の対応や

どんな経過をたどるのかはわかります。

 

 

だからこそ、

 

 

もっと、電話をかければよかった。

もっと、写真をとればよかった。

もっと、美味しいものを送ればよかった。

 

 

こうなると予測できたのに

やらなかった後悔。

それが、沢山私にはのこってしまったんです。

 

 

 

親子って一番身近で、

常に当たり前のように

そこにいてくれると思いがちですが、

 

 

当たり前って奇跡です。

 

 

性教育でお伝えする【親子】の定義は

 

お子さんと○○○さんとの関係だけでなく、

 

 

私たちと、産み育ててくれた

両親との関係も含まれています。

 

 

世の中には、

実の両親とあまり仲がよくなかったり、

ひどい事を言われたりしながら

育った方がいることも

重々承知しています。

 

 

だけど、少しでも

子供時代の自分を振り返って、

愛されていた記憶がある方。

 

 

逆に、

 

 

愛してほしかったと、

寂しい気持ちを抱えていたかた。

 

 

 

産んでくれてありがとう。

 

 

 

その一言を

ご両親にかけてみてください。

 

 

義母のように、

記憶をなくしてからでは

 

 

実父のように、

天国へ旅立った後では

 

 

言いたくてもね、

言えない言葉なんです。

 

 

 

私が長崎の実家に帰省して、

一番最初に思ったのは

 

 

『父に会いたい』

でした。

 

 

空港の手荷受取場。

 

 

年末の到着ロビーには

孫を待つお爺ちゃんお祖母ちゃんで

ごった返していて。

 

 

まだ、元気だったころの父は

いつも到着ロビーのガラス越し、

一番先頭で私たちを

ニコニコ待っていてくれ、

 

 

後ろに隠した手の中には

孫達と仲良くなりたくて、

必ずハイチュウを沢山買って握りしめていました。

 

 

父のニタ―――っと笑って

『おかえり♡いいものもってるよー!』

 

 

その笑顔が

ごった返す到着ロビーにない事に。

 

 

良く帰ってきたね。

頑張ってるね。

私を包む、

優しい言葉を二度と聞けないことに。

 

 

空港から降り立って、

寂しくて涙が止まりませんでした。

 

 

去ってしまった後であ

言えない言葉。

 

 

産んでくれてありがとう。

 

 

自分が子供から言われて嬉しい言葉は、

親だって言われたら嬉しいものです。

 

 

インストラクターの多くは、

 

 

夫や子供だけでなくて、

ご両親との関係までよくなった。

 

むしろ、

 

 

「いい仕事しているね。応援してるよ!」

 

 

そんな風に

言ってくれるようになった!

 

 

なんていう話も多々あります^_^

 

あなたの今までの経験が
誰かの心までいやしていく。

 

 

家族の関係まで
ぐんぐんいい方向へ変えていく。

 

 

イイことも、悪いことも。

 

経験こそが”価値”になるのが

パンツの教室インストラクターの仕事です(^-^)
 

 

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