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協会からのお知らせ

とにかく明るい性教育

【パンツの教室】主宰

のじま なみです。

 

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パンツの教室協会

インストラクタ―主催の講座一覧は

協会ホームページに載っております。

http://pantsu-kyoshitsu.com/

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産まれることは

奇跡です。

 

 

今日は三女の誕生日。

3年前の今日。

 

 

「よく頑張ったね。」

「えらかったね」

「ママのところに生まれてきてくれて
ありがとう」

「幸せになるんだよ」

 

 

陣痛の途方も無い痛みに耐える中

 

どんな言葉をかけようか、
どんな風に迎えてあげようか

 

たくさんの事を考え、
やっとの思いで産んだ
三女は

 

 

生まれた瞬間
息をしませんでした。

 

 

「手の指の数はきちんとある?」

「顔はゴリラみたいかしら(笑)」

「音楽とかかけてもらってリラックスしよう」

 

 

赤ちゃんを抱っこさせてもらったら
やりたいことが沢山あった。

 

 

でも、彼女は
私の胸に抱かれることなく

 

 

バタバタと
どこかへ連れていかれてしまった。

 

 

私が看護師だったからじゃない。

 

 

母の勘で、

「何かあったに違いない。」

 

ピンときて
胸がざわついた。

 

横で立ち会いしていてくれた
主人の顔は。。。

 

 

ものすごく
青ざめていた。

 

 

ついた名前は
新生児仮死。

 

だけどね、
『あのこは大丈夫!』

 

 

どこかでね、

そんな確信があったんです。

 

 

先生の報告をまつ時間が
長くて長くて。。。

 

 

後産の痛みなんて
どうでもよかった。

 

 

先生から

 

 

「せっかちさんで、30分で生まれたから
呼吸する準備をしないで出てきました。
今、呼吸器を使ってますがすぐ外せます」

 

 

そう言われてやっと、

ほっとして涙が出てきた。

 

 

やっとの思いで、
はじめて見た彼女は

 

 

小さな口に機械をいれられ
その手や体には点滴やら、

モニターやら沢山のものが付いていて

うつぶせで眠らせられていた。

 

 

当然
抱っこすることもできなくて。

 

 

私に似て、
せっかちなんだね。

 

 

 

早く産んじゃってごめんね。

 

 

こんなに大変な思いをした分、
あなたは幸せしかこないからね。

 

 

ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。

 

 

命がけで 生まれてきてくれて
ありがとう。

 

 

そこにいてくれて
本当にありがとう。

 

 

 

NICUの外から
祈るように、声をかけた日を

 

私は一生忘れない。

 

3歳になった三女は
お姉ちゃん達のアイスを
横取りして、
まるでジャイアンのよう(笑)

 

 

ごはんも1人で食べれるようになったね。
ズボンも1人で履けるようになったね。

 

 

今、ここにいて、
笑ってくれること。
それが、私の生きる力になっています。

 

 

生きているっていうことは
それだけで【奇跡だ】と

 

すごいことなんだって、

今から未来を、歩く
子供達に知ってほしい。

 

その願いを込めて
この仕事をを続けていきたいと思います。